インフレについて

      2017/12/14

皆さんインフレをどのように理解しているでしょうか?巷ではインフレは物価の上昇と言われていて良いことだと言われてますね。日本政府及び日本銀行はインフレにしようとしてますね。

結論から言うと、インフレとは物価の上昇ではなく通貨の価値の下落です

どういうことかと言うと、100円でりんごが1つ買える社会(①)から105円でりんごが1つ買える社会(②)になった場合、

①の社会では100円玉1つでりんごが買えます。

②の社会では100円ではりんごが買えません。

つまり②は100円のお金としての力が弱くなったということです。これを購買力の低下と言います。

こうなると、多くのお金を出さないと物やサービスを購入することができませんね。

スーパーや街の商店街は値上げの嵐です。皆さんはこの社会を歓迎しますか?多分ですが、嫌ですよね。

僕は嫌です。具体的な部分を言うと、銀行に100万円ある人はインフレした社会では100万円分の

買い物ができなくなります。

かといってその銀行口座の預金残高が自動的にインフレしたぶん増えるわけではありません。

(いやいや、インフレしたんだから給料も増えるでしょ)という声もあると思います。

しかし現在の日本に目を向けてみてください。日本はこの5年間、金融緩和でこの上なくお金を刷り続けました。

僕たちの給料は目に見えるほど上がっていますか?一部の人は上がったかもしれません。

ですが、大多数の人々は上がっていないのが現状です。だけど一部役人や政治家の人々の給料は上昇しています。

僕たちにインフレの恩恵が来るのは順番でいうと最後だし、恩恵が来たときには物やサービスの値段が上がっているので、

実質的には恩恵をほとんど授かれないと思います。つまり僕たちにとって良いことではないってことです。

インフレは別名でステルス税とも言います。気づかぬ間にお金の価値が減っている、

その政策を打ち出してるのは政府及び日本銀行なので、お金を取られているのと一緒だということです。

実際に税金として支払っていないから分かりづらいという意味でつけられています。

インフレを一番実感できるのは、昔の物の値段と比べた時だと思います。

父親から聞いた話だと昔はハムカツ1つ5円ほどだったみたいです。

しかし今はハムカツ1つ80円くらい(店によっては50円などあるかもしれませんが)だと思います。

この事実を知ったときに僕はインフレというのを凄く実感できたと同時に、昔と今で物価が違うことが分かりました。

今まで常識だと思っていたことが実は間違いだったというのはよくあります。このインフレもそうです。

一般的には歓迎するものだと思わされていますが、実のところ僕たち一般的な人々に

とってはあまり良いことではありません。『お前の言っていることだって違うだろ!』と言われるかもしれませんが、

歴史を学べば、インフレが最終的に何を起こすか分かります。

大切なことは自分で物事を考えて、何か腑に落ちないことがあれば調べること、

そして腑に落ちない部分の原因が常識である可能性が出て来たら、

常識を疑ってみることです。意外と答えはそこにあるかもしれません。

どうもありがとうございました♪( ´▽`)

 

 - チョロっと出る知識, 経済

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。